以身伝心

当時、介護職になって、初めて重度の障害を持つ人たちを目の前にしたとき、正直言ってどう接していいやら、どう向き合えばいいのやら、さっぱりわからなかった。(;^ω^)だって・・

全く言葉を発しないし、表情も乏しいし、手足や身体はすんごく曲がってて苦しそう。おまけに、呼びかけても意思疎通が出来ているのか不明。まるで、白紙の地図を渡されたように、不安だった。『分かんないから怖いなバリア』を当初は無意識に張ってたと思う・・

でも、その白紙の地図を僕に見えるようにしてくれたのは、Nくん、Oさんという職員さん。二人は、ホントに構えず自然体で、友達みたいに彼らに話しかけるし、触れるし、冗談を言うし、時には説教までする(笑)そして、そこには大切な考え方が含まれてた・・それは、

・絶対伝わっている。

・絶対分かってる。

・君たちの思いを教えて。

ってこと。たった、この3つを自然に実践してるだけで、2人の職員さんは、利用者さん、保護者さん、職員さんからも、絶大な信頼を得てた。そりゃそうだ、

『分からないからまあいいか』『こんなこと言っても伝わってないか』って思ってる職員の言葉と行動では、トイレ介助や、食事介助一つとっても雲泥の差が出るし、介助を受ける相手にも、それは触れている身体を通して伝わる。

で、僕も『なんだ普通に接したらいいんじゃないか!』って、へんなバリアをポイっと外したら、楽になった。2人のような素敵な職員になれたかは、また別の話しですが・・(^^;

これもまた、整体と通じるところがあるのですが・・それはまた次回、以身伝心2でお伝えいたします。<(_ _)>※ホントは『以心伝心』が正解ですよ!僕のは造語です。(笑)


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