内観2
座禅に移ったら、まずは呼吸に意識を向けるところから始めてみてください。目を軽く閉じて、鼻から吸って、お腹の隅々まで膨らませる感じです。そして、細く長くフーッと口から吐いていく。これをしばらく繰り返していると、だんだん慣れてきます。慣れてきたら、身体をほぐした時に緊張したり、硬い感じがしたところ、もしくは動きが鈍ったり、力が入りずらい所を意識して呼吸をしてみてください。
そして、吐くときに呼吸がその気になる場所に流れて、浸みこんでいくイメージで吐いてみてください。少しづつですが、気になる場所の感覚がはっきりしてくるようになると思います。そしたら、それ以上その場所をどうこうしようと考えず、あとはひたすら呼吸に意識して座り続けるだけです。
ただ、僕もそうですが目を閉じていると、色んな雑念が入れ替わり立ち代わり湧いてくると思います。例えば『今日はあれとこれをしなきゃ』『あいつ腹立つなー!』『もっとあの時こうすれば良かった・・』『あの時は楽しかったな~』等々、色んなイメージと感情が湧いてきます。それは、頭が日々の情報を整理しているので仕方ないです。ただ、同じイメージと感情に囚われないように気を付けてください。例えば、『アイツ腹立つ!(# ゚Д゚)』というイメージと感情に囚われていると、腹式呼吸も荒くなり、折角弛もうとしていた身体が硬くなっていき、座禅が全く逆効果になる恐れがあるからです。
なので、湧いてきたイメージと感情は川の流れのように流していってみてください。すると、あっという間に時間が過ぎて、気がつくと、心と身体がスッキリ、リセットされた感覚になると思います。そして気持ちよく1日がスタート出来ると思います。
また、これを習慣のように繰り返していると、日々の生活の中で、感覚的に自分の鈍っているところ、過剰に力が入ってる所が分かるようになってきます。
『あれ、なんか今日足の指に力がはいってないな』とか『あ、またお腹と肩に力が入ってる』とか、前まで無意識にスル―していた部分を意識できるようになってきます。そうすることで、心と身体が過敏な状態や鈍感な状態になる前に未然に防ぐことになり、これが、つまり心と身体のチューニング方法だと、僕は信じてやってます(;^ω^)(て、こんなこと偉そうに言ってますが、まだまだです・・)
自分のことは自分で整えたいと思っている方は、是非トライしてみてください♪
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